小児科医になってあっという間に30年がすぎました。
新生児科医として秋田赤十字病院新生児病棟で10年間勤務し、県内関連病院で勤務後「まつだあかちゃんこどもクリニック」を開業してからも気づけば10年以上が経過しました。
勤務医時代は総合病院でみる小児科の入院患者の診療にあたり、またNICU勤務時代は500gに満たない超低出生体重児の呼吸循環管理、先天性心疾患、重症感染症、中枢神経疾患、先天奇形、染色体異常など様々なこどもの重症疾患を経験してきました。
今までの経験から得た「こどもにとっての正しい小児医療」を地域のパパママに広めたいと思っています。
こどもは免疫が未熟です。ちょっとした症状でもパパママが心配に思うのは当然のこと。でもこどもの場合「症状がある=治療が必要」ではありません。
例えば発熱でも、大人なら治療が必要な感染症が多いですが、こどもの場合はまずは治療より経過観察が基本。こどもにとって不要な治療を避けるために必要なのがパパママの正しい理解です。受診した際には診察所見、今後の注意点、再診の目安など説明します。
わからない点があったら受診時に質問してください。
こどもはそこにいるだけで周りのみんなを笑顔にします。
こどもの笑顔はもちろん、声をだすだけでも動くだけでもみんなの注目を浴び、みんなを笑顔にしてくれます。予防接種でギャンギャン泣いてもパパママを笑顔にしてくれます。受診時にはこどもの成長をパパママにお見せし笑顔をプレゼントできればと思っています。
この地域がこどもを中心とした笑顔あふれる街であって欲しいと願っています。みなさんよろしくお願いします。
まつだあかちゃんこどもクリニック
院長 松田 武文(まつだ たけふみ)