GREETING
ごあいさつ
開業したのが東日本大震災直後の2011年5月8日で、あっという間に10年以上が経ちました。
この間にたくさんのこどもたちの成長を見ることができたことを大変嬉しく思っています。
専門は新生児で、秋田赤十字病院NICUでたくさんの赤ちゃんを治療してきました。
1kg以下、500g以下の超低出生体重児の他、先天性心疾患、重症感染症、小児外科疾患などの重症新生児の呼吸管理、全身管理を10年以上行ってきました。
多くは元気に退院しましたが、中には後遺症を残した赤ちゃんや救命できなかった赤ちゃんもいます。
患者さんから教わった経験を次の患者さんの治療につなげることが、医師の勤めだと思っています。
またその思いは開業後も同じです。
小児医療で一番大事なことは、パパママに正しい小児医療を理解してもらうことだと思っています。
成長過程にあるこどもたちは何度もかぜを引いて丈夫になっていきます。
かぜをすぐに治せればいいですがそのような薬はなく、保育園に入園後は何度も感染症にかかり、その都度パパママは心配になります。
でもそうやってこどもたちは丈夫になっていきます。
一番大事なことはすぐに受診することでもなく、すぐに薬を飲ませることでもなく、パパママがこどもの病気を正しく理解し、正しく対応することだと思います。
当院受診の際は「診察所見がどうだったか」「今後の注意点は何か」「どうなったら次の受診が必要か」などをパパママに説明します。
目的はパパママに正しい小児医療を理解してもらうためです。
わからない点があったら何でも質問してください。
外来でのこどもとの会話とこどもの笑顔が毎日の診療のエネルギーとなっています。
この地域がこどもたちの笑顔にあふれ、こどもたちの成長をみんなで見守る社会であってほしいと願っています。
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